最近よく耳にする「リバースモーゲージローン」って何だろう?
2019/02/23
こんにちは、もちぼしです。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
もうすぐ年度末ということで、仕事の方はラストスパートでだいぶ忙しくなってきました(´Д`;)
毎日暑かったり寒かったり気温差がありますが、体調を壊さぬようお気をつけください〜。
最近、電車の中吊り広告や、銀行ローンのCMで「リバース・モーゲージローン」という聞きなれない言葉を目にする機会が増えました。
「え、リバース・モーゲージローン」って何??サッパリわかりません。
綾小路きみまろさんが広告に出ているので、なんとなく高齢者向けっぽい・・・というのを感じる(笑)
ちゃんと調べてみるとなるほど面白い、今の時代ならではのローンの仕組みだなと思いました。
今回は、55歳以上の高齢者を対象とした「リバース・モーゲージローン」について考えたいと思います。
目次
「リバース・モーゲージローン」とは?
老後の資金不足の切り札!55歳以上の高齢者を対象とした家を担保に借りるローン
「リバース」は日本語に訳すと「逆」、「モーゲージローン」は「不動産を担保にした借り入れ」という意味がありますね。つまり、「リバース・モーゲージローン」とは「高齢者が自宅の土地と建物を担保にして、金融機関から ローンを借りる」仕組みのことを指しています。
存命中は「金利」だけを支払い、元本は死亡時に親族などが「担保物件を売却して一括返済する」ルールです。
近年、年金の受取り金額が減り、開始時期もどんどん先延ばしになる一方、こうしたローンの仕組みで、生活費やリフォーム資金や高齢者施設への入居一時金として利用する高齢者が増えているそうです。
相続人(死亡時に一括返済する人)や価値を長く維持できる担保が必要!
一見すると、自宅を手放さずに資金を用意できるため、魅力的で誰でも利用できるイメージを持ちます。
ですが、契約には金融機関の一定の審査条件をクリアする必要があるので注意が必要です!
銀行から借りられるのは、担保に入れる自宅の(土地)評価額の約50%まで。
より多くの資金を受給するためには、なるべく長く価値を維持できる担保がなければいけません。
「リバース・モーゲージローン」の3大リスクとは?
リバース・モーゲージローンは、老後の資金が不足してしまった場合に、自宅に住みながらお金を用意できる便利なローンサービスですが、もちろんリスクもあります!ローンの特徴をよく理解した上で利用することが重要です。
リスク1:金利が上昇すると利息(返済総額)の負担が増えることも
リバース・モーゲージローンは「変動金利」を採用するケースが多いです。
もし将来的に金利が上昇した場合、利息の負担額が増えます。
低金利の間は大丈夫ですが、景気がよくなれば金利が上がる可能性があることをお忘れなく!
リスク2:物件価値・地価が下がることで担保割れになることも
自宅の(土地)評価額に対して約半分50%まで銀行からローンを借りられます。
ですが、担保に入れている土地の価値が下落して評価額が下がると、追加の担保が必要になったり、ローンが途中でストップして一括返済しなければならなくなるリスクがあるので注意しましょう!
リスク3:長生きするとローン(借入額)が尽きてしまうことも・・・
長生きすることがリスクにつながる・・・これはとても悲しい話ではありますね(>_<;)
ですが、リバース・モーゲージローンの場合、担保の評価額に応じてローン総額が決まるので、想定よりも長生きした場合は存命中にローンが尽きてしまう可能性も十分に考えられます。。。
ローンの限度額に達した場合、自宅を売却して一括返済する必要が出てきます。同様に、ローン契約していた旦那さんがお亡くなりになった場合、残された奥さんが以降は自宅に住めなくなってしまう、というケースも考えらます。
ローンの契約が終了してから、住む場所やお金に困らないように、あらかじめ相続人となるお子さんや家族・身内とよく話し合っておく必要がありますね。
老後の必要資金・・・漠然と考えると不安なことばかり考えてしまいますが、将来困らないよう、色々な金融サービスをきちんと理解した上で、自分の合った手段を選んでいけたらいいですね♪
ブログを最後までお読みいただきありがとうございました。